劇団態変

態変メルマガ e-imaju


メールマガジンNo.123



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  態変メルマガ★e-imaju         2011/11/14|No.123
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                   Web→http://www.ne.jp/asahi/imaju/taihen

 日増しに寒くなってきていますが、そろそろ紅葉も見頃の季節となって
まいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
 今回のe-imajuは、前号でもお知しらせしましたように、単発で行なう企
画の緊急情報として、ケニアで養護施設を運営される菊本照子さんの講演
会の情報等を、お届けします。

 ○NEWS○     「サバンナの地で次代の希望を育てる」‐菊本照子講演会
 ○DIARY○      ウフルパークの青空とオニギリ     小泉ゆうすけ

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  ○NEWS○ 「サバンナの地で次代の希望を育てる」‐菊本照子講演会
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 ケニアで30年前から孤児やストリートチルドレン、貧しいスラムの住
人たちを対象に数々の自立援助の活動をされており、マトマイニチルドレ
ンズホーム(養護施設)院長である菊本照子さんの講演会を、劇団態変ア
トリエ・メタモルホールで行ないます。

 菊本さんには1992年、劇団態変における初海外公演であったケニア
公演で、下見先発隊の福森さんが喘息で倒れた時に助けていただいたり、
公演中も差し入れをしていただく等、様々な形でお世話になりました。
 所属されているSave the Children Center(略称S.C.C)は、「東アフリ
カのこどもたちに希望の光を」との思いで1984年に設立されたケニア
のNGOです。

「マトマイニ」とはスワヒリ語で「希望」を意味します。

 スライド上映を見ながら、ケニアの草の根の活動の現状を伺う事が出来
る貴重な機会です。是非、お越しください!

・・・・・・・information・・・・・・・

■「サバンナの地で次代の希望を育てる」
 (アフリカ・ケニアで孤児院運営に奮闘する)‐菊本照子講演会

講演者:菊本照子さん(マトマイニチルドレンズホーム院長)
日時:12月3日(土)14:30~18:00(14:00受付開始)
場所:メタモルホール(劇団態変事務所1F)
   (JR東淀川駅から徒歩2分 阪急淡路駅から徒歩15分)

会費:¥2000円(収益金はマトマイニに寄付されます。)
※2Fカフェでのお菓子代、飲み物代は別途

  ※他にも
  フェルト作りワークショップ
  劇団態変パフォーマンス
  2Fにてカフェをオープンしております。

[問い合わせ]
劇団態変 0663200344 taihen.japan@gmail.com
※前日迄にお申し込みをお願いします。

主催 菊本照子/劇団態変・イマージュ

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   ○DIARY○      ウフルパークの青空とオニギリ   小泉ゆうすけ
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 1992年、態変は初海外公演でケニアへ行かせていただき首都ナイ
ロビには二週間弱滞在しました。
 ナイロビの中心地に「ウフルパーク」という大きな公園があります。
繁華なメインストリートを抜けると突然緑あふれる公園が現れ、僕のア
フリカのイメージにぴったりと合った場所の一つでした。敷地はかなり
広く、芝生に寝転んで空を見上げると最高に気持ちよかった事を覚えて
います。(ネットで検索すると強盗が出没するヤバい所だとありますが)

 日本出発から10日、ナイロビでの公演も初回終了。二回目の公演を
控えた中休みの日、そのウフルパークでパフォーマンスを行なうことと
なりました。
 当時はまだ表現への意識も低く、疲れも出はじめ、しかも前日は雨で
まだ降りそうな気配。正直言って「雨でも降って中止になったらええの
に!」と思っていました(今なら絶対そんなこと言いませんが)。そん
な気持ちとは裏腹に雨は降らず、パフォーマンス決行! となりました。
 公園内の大きな広場にそびえたつ三本の木をバックに舞台を表すロー
プを張り、ビニールシートも敷いて即席の舞台が完成。ロープの外側を
見ると、どんどん人が集まってきていて「黒山の人だかり」。
段々と足裏につく草に残った水滴も気持ち良く感じてきて、ゲンキンで
すが始まる頃には疲れも吹き飛び「パフォーマンス、やって良かった!」
という気持ちになっていました。ケニアの大地、生命力溢れる人たちや
大木から、エネルギーをゆっくり分けてもらっていたのだと思います。
 パフォーマンスは二回とも大盛況で、一説によると500人くらい来
てくれたようで、なかなか集中して観てくれていました。「平日水曜日
のまっ昼間からオッサンがこんなに集まってて大丈夫かいな」と当時は
思っていましたが、そのこと自体もケニアの雇用状況の厳しさをはっき
り語ってたんやな、と後になって思います。

 さて、この二回のパフォーマンスを終えて程よい疲れと空腹のなか、
ケニアでは考えもしなかったような素晴らしい差し入れが届きました。
「海苔でくるんだ塩オニギリ」。マトマイニの菊本さんからの差し入れ
でした。早朝にモスクから突然流れる大音響のコーランにも、ビア・モ
ト=命の水と称する常温の生温いビールにも慣れてきていたけれど、劇
場入りの為に宿舎で用意してくれるローストビーフ入りサンドウィッチ
/ゆで卵/バナナの三点セットのランチパック続きは、パサパサとして
味も単調で、しみじみとまいっていたのです(贅沢、かつ軟弱でした)。
そんな状況で食べたオニギリは「こんな美味しいもんあったんか!?」
という衝撃的な美味さでした。
 たくさんの観客に囲まれたことと、このオニギリのお陰か、パフォー
マンスの日の空はどう考えても曇天だったと分かっているのに瞬間的に
思い出すときは、いつも青空です。

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編集後記
 幸運にも連続で行なわれた韓国公演、10月の新作公演を無事に終える
事が出来て、久々にのんびり・・・というところなのですが、また色々と
次の展開が始動しつつあります。これからも態変は疾走していきますので、
新たな情報を楽しみにしていてください。
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 編集/配信:イマージュ
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 tel/fax 06-6320-0344
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