この夏、東京医科大学の入試で女子受験者の得点を一律減点し、合格者数を抑えていたことが発覚、大問題となった。男が多い医師の世界(2014年時点、女性医師は20.4%)。とはいえ、このような女性差別が行われていたことに衝撃が走った。
医師の世界のみならず、女性の参加が圧倒的に少ない場は他にもある。
政治の世界もそうだ。
2018年現在、国会議員のうち、女性の衆議院議員は10.1%(465人中47人)、参議院議員は20.7%(242人中50人)。これは世界の193カ国のうち157位という低い割合だ。
そんななか、今年5月、国会や地方議会の選挙において、各政党に男女候補者の数を「できる限り均等」にする「努力義務」が定められた。
しかし、女性政治家の数が増えればそれでよいのだろうか。
アメリカでは、あのトランプ大統領に対抗する女たちのうねりが沸き起こっている。
日本にも、男中心社会と闘ってきた先達の女たちがいる。
いまこそ彼女たちから知恵と勇気を引き継ぎ、力を結集し、より大きな動きを作っていかなくては。
次回の選挙は、2019年4月、参議院選挙と統一地方選挙。
残された時間はない。
いいかげん、動き出そう。
集え、怒れる女たち。