ミスター

2002 年頃hiphop を踊り始め、ユニット・チームやソロで活動していたが、2009 年頃、より自由な表現を求めてさまよっていた所、コンテンポラリーダンスに出会う。現在、hiphop をベースとして、ストリートダンスの枠からはみ出た作品を創作する一方、伊藤キム作品をはじめ様々なコンテンポラリー舞台作品に参加している。

■hiphop の重力感と浮遊感を自在に押し引きする彼女が、よりクリエイティブな表現を志向するようになったのは、空間や他者の存在を自身の動きの中に引き入れる必要に迫られたからではないでしょうか。ダンス・テクニックの追求が、それだけにとどまらず、様々な広がりと深みを伴ってきた「まっとうさ」が、その作品のストレートな魅力に直結していると思います。空間の小ささを意識させないスケールを見せてくれることでしょう。 by 上念省三

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