ラ・パルティーダ

演出家より

 この作品は、チリの1970年以前から73年の歴史的に起こった激動の史実を元にして、態変の抽象身体表現として表現する。ストーリーを追うものではない。

 敢えて具体的なものと抽象的身体性との相容れないもの、それ自体への態変の挑戦として模索していきたく提示した。

 このチリの史実の一連の事件を題材に取ることにより、この作品で、強い弱いの視点への投げ掛けとして、そして人が人として繋がる力とは、を考えていきたい作品としてあり、観客へもそれが提示できる作品としていきたい。

金満里

(2006年大阪公演公演企画書より)



【閉じる】