

本展は、金滿里と態変が43年間にわたり築き上げてきた広大な芸術世界に触れるための、ささやかなきっかけである。多様な実験と挑戦が交錯してきた芸術家の時間を引き寄せるきっかけであり、その軌跡をたどるべく抜粋形式で構成されたアーカイブ展である。一挙に展開することのできない膨大な作品世界へと入り込む手段として、金滿里が32年間にわたり発行してきた雑誌『イマージュ(IMAJU)』を展示の軸とした。そこから作家の制作姿勢、作品世界を貫く七つの動詞(登場、転がる、広げる、睨む、空にする、変態する、溶け込む)を抽出し、動詞ごとに『イマージュ』から抜粋したテキスト、イメージ、作家のドローイングをまとめ、7号の別冊を発行した。
身体と動きから出発する態変の問いは、そこに留まらず、はるかに根源的な次元へと流れていく。人間を際限なく測定する社会は、何を測っているのか。「何ができるか」という機能と能力の場から、「どのように存在するか」という存在様式の場へと立ち位置を移したとき、勝敗と優劣を軸に回転する文明はその正当性を維持できるのか。有用な生命と不要な生命を選別する優生思想の物差しを前にして、いかなる生命であれ無条件に絶対肯定されることはできるのか。歪み、制御されない身体が大地に密着して転がり、這い回る時、人間が築いた観念を捨て、宇宙の法則そのものに触れることはできるのか。
この問いに向き合いながら、金滿里は最も疎外された身体を通じて人類普遍の真理を探求する「抽象身体表現演劇」を確立し、ついに人間の身体の一つひとつが宇宙を内包しており、皮膚の内側と外側の両方が宇宙であるという認識のもと、身体と宇宙が合一する時点に至った。多様な身体たちが固有の「生命の形態」として舞台の上で生きている。
展示場の中央を横切るものは、金滿里の曲がった背骨を彷彿とさせる構造物だ。この構造物は、1994年8月の創刊号から2026年春に発行された第94号に至るまで、32年間途切れることなく発行された雑誌『イマージュ』を支えている。『イマージュ』は単なる記録物を超え、態変の思想的周辺を担ってきた拠点であり、展示を支える物理的な背骨である。
背骨の周囲に配置された7つのノード(Node)は、作家の芸術論が舞台上で実践される7つの動詞である。膨大なアーカイブの軌跡をつなぐ神経網の節であり、脳の制御ではなく身体本来の意志に従う動きのスコアであり、併せて上映される10本の公演実況映像をつなぐ7つの結び目でもある。
展示場の中央には、キム・マンリの曲がった背骨を思わせる構造物がある。この構造物は、1994年8月の創刊号から2026年春に発行された第94号に至るまで、32年間にわたり途切れることなく発行されてきた雑誌『イマージュ』を支えている。『イマージュ』は単なる記録物を超え、態変の思想的周辺を担ってきた拠点であり、展覧会を支える物理的な背骨である。
背骨の周囲に配置された七つのノード(Node)は、作家の芸術論が舞台上で実践される七つの動詞である。膨大なアーカイブの中から、この7つの動詞を基準に文章を抜粋し、芸術家の軌跡を描いた。
金滿里とや態変の公演実況計10編を上映する。
[映像上映スケジュール]