「母は信太へ帰るぞえ」

(説経祭文「葛の葉 子別れ」)

和泉国信太の森の千年狐葛の葉を母に持つ陰陽師安倍晴明の物語は、説経「信太妻」を原型として、瞽女唄、浄瑠璃、説経祭文と、日本の語り芸のなかで大いにさまざまに語られてきました。今回渡部八太夫が語るは、狐の本性がばれてしまった母・葛の葉がまだ幼い童子丸(安倍晴明)を置いて信太の森へと帰ってゆく「子別れ」の場面です。
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