vol.95 2026年夏号
[特集1]7.26障碍者大虐殺から10年
2016 年7月 26 日未明に神奈川県相模原市の津久井やまゆり園で実行されてしまった障碍者を標的とした大量虐殺事件。 事件から1年後に発刊した本誌 68 号では、「相模原やまゆり園障碍者大虐殺事件を生きる」と題した特集を組みました。それは、この大虐殺は今まさに進行中なのであり、私たちはその真っただ中を生きている、という投げかけでした。
10 年を経過し、事態は未だ進行中だと本誌は捉えています。その立場を共有する論者からのご寄稿を得て、この 10 年とその先を問うてみます。
[特集2]2026 態変韓国公演
15 年振りとなる態変の海外公演は、韓国ソウルのモドゥ芸術劇場からの招聘による。国際芸術祭「あいち 2025」で態変に遭遇し惚れ込んだモドゥ芸術劇場のオ・セヒョン部長の多大なるご尽力により実現した大企画であった。
●韓国の舞台芸術界におけるモドゥ芸術劇場の位置や態変招聘の意義について、オ部長の寄稿。
●事後に受け取った劇評から、今回の態変と韓国の出会いの深さを改めて感じた。遭遇してしまった態変をどう捉えたものかと哲学的ともいえる知的格闘を展開された評論を2本ご紹介する。
●この機会にと延世大学から金滿里に特別講演の依頼あり。学生さんたちの応答もご紹介する。
精神のぶつかり合いと云えるレベルの国際交流は、双方の精神をもう一歩高い所に押し上げるのだろうと感じ入った次第である。
[特集1] 7.26障碍者大虐殺から10年
【寄稿】
相模原のジェノサイド ……………………………………… 鵜飼哲
相模原の事件から10年経って ……………………………… 内田樹
「相模原障がい者施設殺傷事件」から十年で思うこと … 田口ランディ
やまゆり園事件から10年の雑感
— 一プロテスタント・キリスト者として ………… 老田信
相模原から10年
—殲滅の文法とアレヴィー的ロゴスの七つの対抗論理 … A.ギュルベヤズ
2016年7月26日に仕掛けられたことの本質 ………………… 仙城真
-----------
「いのちの夕」に参加して ……………………………………… 岩城あすか
7.26施設障碍者虐殺10年目の追悼アクション ………………… 内田陽子
相模原障碍者大虐殺事件に対するイマージュ声明
大野慶人の言葉 第17回 大野慶人の稽古(6) ………………… 大野圭子
[イラスト] 伊祖から届く風 42 ……………………………… メラミキコ
[特集2] 2026態変韓国公演
【招聘起案者寄稿】
視線の闘争 ―『BRAIN』が投げかける実存の問い ……………オ・セヒョン
【劇評 態変『 B R A I N 』】
生きている身体への哀悼 ―態変『BRAIN』 ………………………ヤン・グネ
生命の誕生と歴史、そして偶発的存在たちの奮闘を刻み込む ……キム・ミングァン
【延世大学 金滿里特別講演の残響】
重力を揺るがす芸術、健常者幻想を拒絶する
―延世大学比較文学協同課程特別講演「金滿里と劇団態変の43年」の残響
………………………………………………………………シン・ジヨン
身体の前で、あるいは身を低くしたまま …………………………チ・へ ジ ョ ン
健常者文明に対抗する所作
─『BRAIN』公演と金滿里氏の講演を振り返って ………キム・ヒョノン
大地からの感覚 …………………………………………………………チェ・イェリン
【態変・韓国ルポ】山(산)のような、岩(바위)のような ……………… 中村圭吾
障碍者だけのパフォーマンス集団「態変(たいへん)」の主宰者が、想像を絶する極限状況を生き延び、人間の本質を問い続けた「生きること」の物語。
1996年に筑摩書房から発刊されるも長く絶版となっていましたが、2024年に人々舎より新装で復刻されました。1996年以降の活動を大幅に加筆した増補版です。
復刻出版を手がけたひとり出版社・人々舎さんの想いは「弱っている人に手渡したい本」、それに相応しく、文庫本サイズで装画にミロコマチコさんの描き下ろしを用いています。
出版社による紹介ページ » こちら
通常価格1980円(税込)のところ、
著者割価格1900円(送料込み)で
クリックポストにてお送りします。
お申し込み方法
◎クレジットカードご利用の場合、PayPalから精算ができます:
»こちら
◎郵便振替:郵便局の青い振替用紙に下記を記入してご送金お願いします。お振込確認後、お送りします。
- 口座番号
- 00920-8-320343
- 加入者名
- イマージュ
- 振込金額
- 1,900円
- 振込人住所・氏名
- 送付ご希望の住所・氏名・電話番号・よろしければメール
- 通信欄
- 生きることのはじまり