態変は旗揚げ40周年を迎える2023年を期に、
『劇団態変』から名称変更をし、
今後は 態変 と名乗ります。
1983年旗揚げのときから、態変は、アバンギャルドで最前衛でなければならない、
そういった鋒に立って前人未到の芸術領域を開拓してきました。
1997年エジンバラフェステバル・フリンジ態変公演参加のときに出たレビューでは、「生きる事と芸術との垣根をすべて打ち壊してしまう」と評されました。
根強い芸術の健常者主導の優生思想のアートそのものを、塗り替える、その使命を担い、40年間追求してきた態変芸術があります。それはもうすでに伝統も含み、而も、最前衛でありつづけているということだと思います。
気づけば態変芸術は、あらゆる垣根の裏と表をなくす、メビウスの輪状態を創り上げています。
芸術監督の金滿里が本来求める、あらゆるジャンルの境目を瓦解させる態変芸術活動だ、ということ。
より自由に、どこにも属さず、人間身体として新たな地平を開拓していくこと。
その方向をしっかりと目指す時期に来たと自覚します。
態変は、「劇団」と名のるのをやめ、態変 だけを名乗ります。
これからの態変展開で、より柔軟にやりたいことを真摯に、
人類の存在を、最も地を這う視点から、創り変え価値を変化させていく
そんな芸術創造でありたい、と、ここに宣言します。