劇団「態変」 が胎動して6年目に入ります。 ここへ来てやっとやりたい芝居ができるようになってきました。
障害者にしか持ちえない世界、 それは世の表現やいわゆる芸術が求めてやまなかった、人間に内包する潜在的願望により近いところに位置しています。 いいかえれば現代において真に芸術を問題にできるのはもはや我々だけかも知れないと思うのです。
今回、より障害者の肉体に迫ったものにしたく、 今までの凝った衣装ではなくユニホームであるレオタードを基本とし、セリフはいっさい使わず体の動きだけで進めていきます。
全体的には、 ギリギリでのこれしかできないという動きにこそ無限が広がり、 宇宙までも延びていくところを表現していきます。 体の中の宇宙が昇華していくところを引き出せればと思っています。
金 滿 里